間違いの喜劇

昼間、ごまかしごまかし勉強して、そのあと舞台を観に地元の劇場、彩の国さいたま芸術劇場へ。
そこで行われている、彩の国シェイクスピア・シリーズというものがあるんですが、その15作目となる『間違いの喜劇』を観ました。

とにかく面白かった。
この作品はタイトル通り、喜劇。
シェイクスピアというと悲劇のイメージがありますが、喜劇も面白い。
劇場全体を使うので、自分もあの街の人になったように観られるし、それでいて観客はすべてを知る神目線で観ることになるので、登場人物たちがどんどん巻き込まれて行くのが滑稽で楽しい。
下手側の一番端っこの私の席は、目の前が楽団席で、効果音などもここでつくられるので臨場感抜群でした。

二組の双子が中心の話で、その双子を演じたのは、小栗旬君(アンティフィラス兄・弟)と高橋洋さん(ドローミオ兄・弟)。
小栗君は初めて生で観たんですが、とても舞台映えし、麗しいという印象。
高橋さんはパワフルで巧い。ドローミオ愛らしさに感服です。

そして、月川悠貴さん。
美しくて、可憐で、本当に女性らしい。
でも、この舞台の出演者は全員男性。つまり、月川さんも男性なんです。
この芝居では何人かが女装し女性を演じているのですが、中でも月川さんはすごい。あの声も立ち居振る舞いも完全に女性そのもの。声の出し方なんか教えて欲しいくらい。

この舞台を観て、目を奪われたのは、小栗了さん。
小栗君の実のお兄さんだそうです。
顔はあまり似てないですが、たたずまいはそっくり。
最後に出演者の方々が通路を通って捌けて行くのですが、私の横の通路ももちろん使用され、気付くと前から了さんが。
もうガン見ですよ、じーっと。見惚れてた。

もう一度観たかった。
4月に上演される『タイタス・アンドロニカス』も観る予定。
この作品は、↑と同じシェイクスピアシリーズ13作目の再演だそうで、出演は麻実れいさんと今日の舞台にも出演されていた吉田鋼太郎さん、鶴見辰吾さん、小栗君など。
大人の役者さんがこれほど出演されてる舞台を見る機会が少ないので、これからずっと観に行きたい。

【追記】
さっきの小栗了さんもそうなんですが、私は、芸能人兄弟の、あとに知った方の人を好きになるらしい。
龍規も石垣君もそうだ。室龍太を先に知り、石垣佑磨を先に知ったので。
というか、比較的、有名でない方を好きになるんだ、私は。
そりゃ、マニアックと言われるわな。笑。